「大地の会」は、地学の学習グループです。日頃生活している大地は、悠久の歴史を経て今の姿となり、今なおその活動
は継続しています。我々は大地の形成のダイナミックな活動(新潟県中越地震・中越沖地震のような)を知り、存在の大きさに畏れ敬い、そして生活の場をわけ
ていただいていることに感謝することが必要と考えています。
そんな大地の成り立ちを地学の分野から、さらには先人の生活と文化から関わりを学び、防災地域づくりに貢献する団体です。
長岡市不動沢 成出(なるで)の渋海川(しぶみがわ)右岸には、遠くからでもよく見 える幅200m、高さ30mほどの大きな崖があり、そこには今から約60万年前にできた 魚沼層と呼ばれる地層が見事な向斜構造をつくっています。
また、崖の上部には約3万年前の段丘堆積物(砂礫層や火山灰層)が褶曲した魚沼
層を削って水平に重なっています。
このような向斜構造が見える露頭は全国的にも稀であり、多くの人たちにこの崖の 地形や地質そしてその価値を正しく理解してもらうため3年がかりで調査し、1997年 解説看板がたてられました。
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