『遺跡が語る縄文時代一万年のドラマ』地学講座報告
講師 津南町教育委員会 佐藤 雅一氏
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講師 みくに考古学研究所 石坂 圭介氏
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講師 (財)新潟県埋蔵文化財調査事業団 荒川 隆史氏
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柏崎市教育委員会 中野純氏、平吹靖氏、西山町教育委員会 中島義人氏
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講座を受講した方々からの感想 |
地学講座の内容は1000万年、200万年60万年前などの地層から大地の成り立ちについて学ぶ講座 が多かったのですが、今年度は1万3000年前頃からの新しい地層から発見される縄文時代に焦点をあ てました。これはご存知のとおり考古学の分野で、慣れない用語が出てきますので、最初におおまか な縄文時代の基礎知識を押さえて頂くとよろしいかと思います。
1.日本の歴史の教科書のおさらいおよそ12,000年前に縄文時代が始まり、2,300年前に弥生時代が始まった。 その間、約10,000年間が縄文時代と呼ばれる時代である。
土器が作られるようになる。弓矢の使用。過渡期。イヌを飼育? | |
○早 期 | 海産物の利用の開始。員塚。海への進出。竪穴住居の本格化。一部では本格的な村。 |
○前 期 | 温暖化。縄文海進。遺跡数が増える。本格的なぬらが増加。植物の栽培が始まる。 |
○中 期 | もっとも遺跡数が多い時代(山間部)。地域差が大きい。本格的な村が急激に増加。 |
○後 期 | 冷涼化。遺跡の集中は海岸部へ。地域差が少ない時期がある。西目本では稲作。 |
○晩 期 | 村の複雑化。呪術的な道具が増える。後半では水稲栽培が始まる。 |